しもばの放浪日記

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西アフリカな日々
ブルキナファソ
↓03.03
コートジボワール
↓03.11
ガーナ
↓03.20
トーゴ
↓03.23
ベナン




暑い!暑い!暑い!ブルキナファソでは猛烈な暑さに苦しめられた。内陸になればなるほど海からの風が届かず暑い、という話は聞いてはいたが、なるほど暑い。毎日が40度を超える酷暑だ。部屋には扇風機があるものの停電して止まったりする。乾燥しているので夜になれば涼しいだろうと思ったら、建物自体が熱を持つ構造なのかなんだか夜でも暑い。オーストラリアでは同じような炎天下で自転車を漕いだり農作業をしていたわけだが、今考えるとよくやっていたなぁと思う。こんなクソ暑い中で果たして労働などできるものだろうか!?そう思い、地図を頭の中で思い浮かべると赤道周辺にはほとんど発展している国がないことに気付く。例外はシンガポールくらいではなかろうか。もちろん、様々な諸事情をそれぞれの国が抱えてはいるのだろうが、ただただ単純に暑すぎて働けたもんじゃない、というのもあるのではないか?その上、働いても先進国と比べればずっと給料が少ない。なんだかとてもフェアじゃない気がする。

バスを待っている間、バス乗り場の隣にある屑鉄屋の作業を眺めていた。車の破片が見る見るうちにドラム缶へと変形していく。あるものをなんとかして何かに利用していく、そういう景色を見るのは非常に興味深い。バスに乗っていても、やっぱり何かと故障する。その場しのぎで直して進んでゆく。日本では車検だなんだと規則があるのできっとそういうことは不可能なのだろうが、壊れたら誰かに直してもらう、または新しいものに買い換える、それが当たり前の世界で生きているとその外の世界を見たときの衝撃は大きい。世界中の中古品が集まってくるような環境だが、それを突き詰めていくといつか更なる次元にたどり着くのではないか、そんなふうにすら思えてしまう。

子供が遊んでいる姿も面白い。人間には創造力がある。結局なんだって遊び道具にする力があるのだ。ビー球1つで一日中遊び続ける子供たち。ベコベコのボールでサッカーをする子供たち。ペットボトルや古びた自転車のタイヤ、そんなものでも転がすだけで玩具になりうる。日本ではこうはいかないと思う。子供には子供の共通の世界があり、話題がある。当たり前に皆がテレビゲームなどを買い与えられていると、それを持っていない子供は疎外感を感じることとなる。だが、皆が皆それを与えられていない環境であれば、それはそれで何の問題もないのかもしれない。

内陸のブルキナファソから南に下りコートジボワールへ。緑が一気に増えた印象だ。湿気もある。久々の雨も体験した。モロッコから目に見えて気候が変わっていくのが面白い。地中海性気候(?)から砂漠気候、ステップ気候、亜熱帯気候、そして熱帯雨林気候へ。社会化の授業のおぼろげな記憶が蘇る。ガーナでは久々の英語圏。フランス語から開放された。国境を越えた途端にガキんちょすら英語を操るので面食らった。オレンジを売っている子供に
"I hope to see you again !"
などと言われ、咄嗟の反応が出来ずに半笑いの笑顔だけ返していそいそと引き下がる。やはりフランス語が自在に操れたら他の国でもかなり深みが違うのだろうなと実感する。



「アフリカだから」
そんな言葉を耳にする。外から来た外国人が使うことももちろんあるが、それ以上にアフリカ人自身がその言葉を口にする。
「宿まで歩いて1分くらいだ」
客引きに言われついていくものの、10分歩いてもたどり着く気配がない。
「1分って言ってたじゃねえか!」
「いや、アフリカだから」
そんな調子だ。コートジボワール。声を掛けられ喋っていると何かと金をせびられる。
「なんで会ったばかりの奴にすぐ『金をくれ』とか言うんだよ?」
「だってアフリカだもん」
それでいいのか?いや、まあ、とやかく言うことではないのだけれど。

見るところの少ない西アフリカだが、思わぬところで思わぬ場面に遭遇する。路上の飲み屋でビールを飲んでいるとアイロンとミキサーを抱えた物売りがやってきた。
「誰が飲み屋でこんなもん買うんだ?」
そう思っていたら隣のテーブルで飲んでいたおっさんがあっさりアイロンを購入していた。まったく驚く。

コートジボワールでは、バスに乗っていると男が突然立ち上がり語り出す。
「取り出しましたこの薬、中国製の秘伝の薬で……」
などと語っているようだ。延々と演説を打つ。箱は明らかに劣化コピーだし中身の丸薬もただビニール袋にくるまれただけ。どこからどう見ても怪しげなのだが、
「在庫はここにあるこの数個だけ!」
そんなことを言うとこれがまた飛ぶように売れていく。単純というか素直というか。まったく驚く。

トーゴでは潰れたスーパーマーケットの駐車場でインド人がクリケットに興じていた。
「トーゴってインド人が草クリケットしてる国なんだ!」
そう思うとなんだか笑えたのでしばらくの間ずーっと眺めていた。オーストラリアでも何度かテレビでクリケットを目にすることがあったが、ルールが良くわからないうちはプロ同士の試合よりも素人がやるのを見る方が逆に奥深さを感じられたりする。それを知らねばプロの凄さも理解できまい。まあ結局よくわからなかったのではあるが。

ベナンでの体験。これもまた衝撃だった。ホテルの部屋へ帰ってくると同室の日本人の持っていたパソコンが盗まれていた。どうやら外で飯を食っていたわずかな間に何者かが部屋へ忍び込んだらしいのだ。宿の主人にそのことを伝えると苦悩した表情を見せる。
「今日は他の部屋には誰も泊まっていないのに……」
しばらくして、いかにも不審な従業員が一人いたのを思い出した。ひょっとしたらあいつが盗ったのではないか?そう思い、宿の主人に伝えにいくと、
「Yes!盗ったのは奴だ」
は?どういうこと!?
話を聞くと、宿の主人もそいつが怪しいと思い携帯に電話を掛けた。すると、「俺が盗った」と白状したのだと言う。盗っちまった以上しらばっくれろよ!「今から取り返しにいく」とかなんとかごちゃごちゃやっている。待つこと一時間、盗まれたパソコンは無事手元に帰ってきたのであった。まったく、わけのわからないことが色々と起こる。アフリカだから?それはよくわからないが……。

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