ルーマニア
↓09/21
ハンガリー
↓10.12
セルビアハンガリーのブダペスト。それまでのブルガリア、ルーマニアから比べると、街並みには厳かながらも華やかさを感じる。一言に『東欧』と言ってもやはり色々あるようだ。
「長くヨーロッパを旅していると、現在の国境線ではない、別の国境線が見えてくることがある」
ブダペストで出会った日本人のおじさんが語っていた言葉だ。それを頼りとするならば、このあたりはハプスブルクの影響下にあったことで、その文化圏に属しているということになる。となるとルーマニア西部のトランシルヴァニア地方あたりからその傾向はあったのかもしれない。
歴史的、文化的な視点で眺めるとヨーロッパへの興味はぐっと深まる。アフリカを旅していた時も、その国がどこの植民地だったかを考えることで、見えてきた(ような気がした)ことはいくつもあった。その応用であるとも言える。実際、一年前と比べても、格段にヨーロッパという地域を楽しめているように感じる。それが西欧と東欧という違いから来るものなのか、自分が変化した故なのかは不明であるが。
旅に出て4年目はセルビアのノヴィ・サドという街で迎えた。この先はしばらく旧ユーゴスラビア諸国を巡ろうと思う。